プロに依頼するコツ
REQUEST METHOD
プロカメラマンに
撮影依頼するコツとは?
依頼メールの文例を紹介
プロカメラマンに依頼する際に準備しておくことや依頼方法など、撮影依頼のコツを解説します。
プロカメラマンに依頼する前の下準備
依頼前に決めておくべきこと、準備するものは以下です。依頼時に慌てないよう、手元にまとめておきましょう。
1
香盤表
セッティング時間や撮影順など、当日の撮影スケジュールを詳細にまとめた香盤表をカメラマンに共有しましょう。カメラマンが香盤表をもとにあらかじめ撮影の流れをイメージすることで、当日の進行が滞りなく進みます。
2
スタジオ情報
スタジオ所属のカメラマンの場合は不要ですが、フリーランスのカメラマンに依頼する場合は、依頼の際に撮影するスタジオのURLや雰囲気のわかる写真を添えると親切です。また、撮影場所が決まっていない場合はカメラマンが使い慣れているスタジオを指定することもあるでしょう。
3
企画資料
企画内容は、依頼時に必ず伝えましょう。「どんな媒体に掲載する何を撮るのか」はもちろん、コンセプトや仕上がりイメージも、香盤表とともに企画資料にまとめておくと良いでしょう。
プロカメラマンに依頼する前の下準備
依頼前に決めておくべきこと、準備するものは以下です。依頼時に慌てないよう、手元にまとめておきましょう。
1
拘束時間
香盤表などの撮影スケジュールとともに、カメラマンの入り時間、終了時間を伝えましょう。機材トラブルなど撮影が滞る事態に備え、拘束時間には余裕を持っておきましょう。
2
報酬
撮影内容を踏まえ、あらかじめ具体的な予算を伝えて相談するのが良いでしょう。予算に合わせた撮影方法をあらかじめ話し合っておくことでトラブルを避け、双方が納得のいくクオリティを目指せます。
3
交通費
報酬に交通費やガソリン代を含むのかを確認しましょう。別途支払いになる場合、支払うことができる額の上限を明示しましょう。
4
納期
トラブルを避けるため、納期は依頼の際に伝えます。「レタッチ込みで、撮影後10日以内に納品」など、具体的に提示しましょう。
5
編集の有無
カメラマンによっては、撮影した写真のレタッチや合成作業が可能です。編集を依頼する場合はどのカットが何枚必要か、どんなイメージで編集するのかを伝えたうえで、あらかじめ報酬を決めておきましょう。
6
納品形式
データ形式(JPG、RAWなど)、データサイズ、DVDに焼くのかファイル便で送るのかなどを確認しましょう。
7
支払い
報酬の支払い方法と支払いのタイミングを明確にしましょう。「納品から◯ヵ月後の月末振込み」など具体的に提示し、支払い後は領収書を受け取りましょう。
依頼メール例
カメラマンにメールで撮影依頼する際には、要件をまとめて完結に伝えましょう。下記は依頼文の例です。ぜひ参考にしてみてください。
(あれば所属会社名など)カメラマン XXXXX様
初めまして。株式会社◼️◼️◼️◼️◼️の⚫️⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎と申します。
この度弊社の△△△の企画で、◯◯◯の広告を制作する運びとなりました。
XX様のHPを拝見した際、▲▲▲の写真が今回のイメージに近かったため、
ぜひ撮影をお願いしたく、ご連絡を差し上げた次第です。
まずは下記に概要を確認していただき、可否のご連絡をいただければ幸いです。
・日程:9月10日
・場所:◯◯◯◯◯スタジオ(URL)
・時間:8:00〜15:00
・企画内容:◯◯◯リニューアルを告知する商品広告。ターゲットは20代女性。コンセプトは〜
・予算:交通費込み◯円にてお願いいたします。
・納期:撮影から10日後のAMまで(レタッチあり)
・納品形式:RAWデータ・DVD納品
・支払い期限:納品日翌月の月末、銀行振込にて
以上、何卒ご検討のほどお願いいたします。
株式会社◼️◼️◼️◼️◼️ ⚫️⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎
メールのポイント
企画概要など、撮影内容に関わる重要な部分は一番初めに伝えましょう。
また、なぜ依頼したのか、どのようなイメージで撮ってほしいのかを伝えると、交渉がよりスムーズに進むでしょう。
報酬の相場は?
カメラマンの報酬は、技術や使う機材、撮影するシーンなどによって変動します。
ここでは、各シーンでの相場金額を紹介します。
イベント・セミナー
セミナーや入社式、展示会などのイベント写真をカメラマンに依頼する場合、半日程度の拘束時間で4〜5万円が相場です。この他出張費や早朝手当、深夜手当など、追加料金が必要になる場合もあります。
商品撮影
ECサイトやカタログの商品撮影の場合、1点数千円〜1万円が相場です。ただし、商品ごとのスタリリングが必要な場合は、スタイリスト料金が加算されます。また、撮影点数が多い場合、全日で10万円〜など、拘束時間に応じて支払うこともあります。
企業撮影
コーポレートサイトやパンフレットなどに使用する写真は、社員や社内の風景、外観など、撮影するシーンの幅が広いため、一定以上のスキルと拘束時間が必要です。3時間で4万円〜が相場です。