個別申請
飛行日・飛行経路を確定して申請する方法。飛行許可が下りやすい反面、悪天候による撮影中止など、飛行できなかった場合の変更ができません。
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SHOOTING POINTS
ドローン撮影
DRONE
POINT
1
ドローン撮影では、限られた時間で必要な素材を計画通りに撮影するための撮影プランが重要です。撮影した素材をどんなストーリーで編集し、何に使用するかをしっかり把握し、機材、撮影場所、適切な撮影時間、演出を固めておきます。
POINT
2
撮影までに、ドローンの利用に関する法律を確認し、手続きを行います。現在、日本国内では、ドローンの利用に関するさまざまな法律があり、中でも重要なのが、「航空法」による国土交通省への飛行許可申請です。また、地域によってはドローンの飛行が禁止されており、禁止地域での飛行は事前の申請が必要になるほか、飛行の許可が下りた際も定められた条件を守って飛行する必要があります。
1 | ドローンの飛行に 関連する 5つの規制 |
・航空法 ・小型無人機等飛行禁止法 ・道路交通法(第七十七条) ・民法(第二百七条) ・電波法 |
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2 | ドローン飛行が 禁止されている 場所 |
(A)空港等の周辺の空域 (B)地上または水面から150m以上の空域 (C)人口集中地区の空域 引用:国土交通省 |
3 | ドローン飛行が 禁止される条件 |
(1)アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと (2)飛行前確認を行うこと (3)航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること (4)他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと (5)日中(日出から日没まで)に飛行させること (6)目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること (7)人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること (8)祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと (9)爆発物など危険物を輸送しないこと (10)無人航空機から物を投下しないこと 引用:国土交通省 |
4 | 許可の取り方 |
撮影許可の手続きは、オンラインや郵送、書類を持参する方法から選択できます。 個別申請 飛行日・飛行経路を確定して申請する方法。飛行許可が下りやすい反面、悪天候による撮影中止など、飛行できなかった場合の変更ができません。 包括申請 飛行日・飛行経路を指定せず、一定期間内で何度もドローンを飛行させたい場合の申請方法です。天候や点検によるスケジュール変更に対応しやすい反面、審査が厳しいとされています。 |
POINT
3
趣味用ドローンや産業用ドローンなど、ドローンにはさまざまな種類があります。空撮に適したドローンの選び方をチェックしましょう。
1 | 画質 | 映像の滑らかさを重視する場合は4Kでの撮影ができるドローンがおすすめです。高画質で撮影できることはもちろん、画素数が高いため、編集時のトリミングにも対応できます。一方、動画の視聴環境によっては、データが小さくても画質に支障がない場合があります。どんなデバイスで試聴されるのかによって、カメラの画素数を選ぶことが大切です。 |
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2 | 機能 | ゴーグルなどを装着することでドローンの視点を確認できる「FPV機能」は、撮影中の映像をリアルタイムで確認することができ、空撮の際に便利です。また、広角レンズや2つのカメラが搭載されたドローンなど、カメラの機能に注目するのもおすすめです。 |
3 | 操作性 | 安全性はもちろん、画面を安定させるためにもドローンの操作性は重要です。操作のアシスト機能のほか、プロペラの回転によるカメラのブレを防ぐため、ジンバル付きのドローンを選択するのも良いでしょう。 |
POINT
4
ドローンを飛ばす際に最も注意したいのが天候です。
ドローンは風速5m以上になると飛行が安定しないと言われているため、風が出ている日は飛行を避けましょう。
また、雨の日に飛行可能なドローンでも、湿気によって機体がダメージを受ける場合があります。
機体の落下を避け、安全に撮影するためにも、撮影は快晴の日に限定しましょう。
POINT
5
構図を意識するだけで映像のクオリティは大きく変化します。以下の構図を基本に、被写体や撮りたいイメージに合わせて2つ以上の構図を組み合わせてみましょう。
1
被写体を常に真ん中に配置し、ドローンを上下左右に動かしたり、周囲を旋回することで、被写体がある場所や状況を視覚的に伝えることができます。
2
画面の上下や左右を均等に二分割するような構図です。海と水平線、建物と道など、景色を均等に分割することで安定感のある印象を生み出します。
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画面の上下・左右を均等に三分割するラインを引き、ラインの交点上に被写体を配置する構図です。空撮の場合は、画面上のグリッドの交点に対象物を置き、ラインによってドローンを上下・左右に動かすことで、安定感のある映像に仕上がります。
4
画面の一点から放射線状に線が伸びていく構図です。動画の場合は、ドローンを上昇・後退させながらカメラを引くと、スケール感を演出できます。
5
垂直に真下を見下ろす構図です。俯瞰しながらの上昇や前進など、動きを組み合わせることでインパクトのある映像が撮れるでしょう。
POINT
6
ドローン映像の醍醐味は、被写体を空中からダイナミックに捉えられる動きにあります。基本的なドローンの動きをマスターし、より引き込む動画を撮影しましょう。
1 | 前進・後進 | 被写体を前進しながらズームしたり、更新しながら引いていく動き。ドローン操縦の基本となります。 |
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2 | 上昇・下降 | 滝の上流から下降する、ビルや建築物を下から撮影し上昇するなど、高さのある被写体のスケールを表現する際に活用します。 |
3 | チルトアップ・チルトダウン | カメラの角度を上下に振る動きです。前進・後進など、ドローン本体の動きとカメラの動きを組み合わせることで、より動きのある映像になります。 |
4 | パン | ドローンを軸に左右にカメラを振る動きです。ブレに注意してゆっくりとカメラを振るのがポイントです。 |
5 | 固定 | ドローンを空中で静止させる技法です。撮影の場合、上空からの定点観測映像などに活用できます。 |
6 | 横移動 | ドローンを横移動させる動きです。動く被写体に合わせてスライドさせると映像に躍動感が生まれます。 |
7 | ノーズインサークル | 被写体を中心点にしてドローンが旋回する技法です。建築物を360度全方向から見せたいときなどに活用します。 |
8 | リヴィールショット | 対象物を途中から登場させる演出です。自然の中を前進していくと建築物がフレームインするなど、前進・後進、上昇・下降など、ドローンの動きと組み合わせて使います。 |
POINT
7
ドローンで空撮を行う際は、法令はもちろん、安全やプライバシーに配慮し、事故や他の人の迷惑になる行為を避けることが重要です。また、国内では今後、ドローン操縦免許の導入が議論されているため、しっかりとした知識と技術の習得が必要不可欠になるでしょう。
ドローン操縦の知識や技術を習得するには、ドローンスクールに通うのがおすすめです。下記ではドローン飛行に関する知識と空撮の技術を習得できるドローンスクールを紹介します。
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ドローン飛行に必須となる安全に関する知識や、空撮技術などが学べます。授業時間と実技時間がしっかり取られているため、操縦スキルをしっかり習得できるスクールです。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、沖縄の全国6都市で展開しています。
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撮影や空撮の実践のテクニックを学べる「撮影コース 初級」など、スキルに合わせた講習内容が選べます。趣味からビジネスレベルまで、幅広い目的に対応する技術習得とライセンス取得をサポートしてくれます。
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「操縦技能証明証」を取得できる「操縦技能取得コース」、「操縦技能証明証」を取得後に「安全運航管理者証明証」を取得できる総合取得コースから選択できます。「プロ空撮テクニック講座」があり、ビジネスで通用する空撮テクニックが学べます。
POINT
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ドローンで撮影した映像をSNSにアップする場合、編集作業でコンテンツとしてブラッシュアップする必要があります。4Kで撮影した動画はデータのサイズが大きいため、動画編集が可能なスペックのPCで作業しましょう。以下は、PCで使えるおすすめの動画編集ツールです。
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アマチュアからプロまで愛用する、動画編集のデファクトスタンダードと言えるソフトです。直感的な操作性と、最新の機能で、どんな素材もイメージ通りの動画に仕上げられます。
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BGMやエフェクトが充実しており、思い描くイメージにぴったりのものが見つかります。アップデートが早く、常に使いやすさと機能性が維持されています。
空撮映像はビジュアルに力があるため、シンプルに編集するのがおすすめです。
ただし、単調になりすぎないよう、場面の変わり目にはエフェクトを使用し、テンポよく編集しましょう。
また、撮影時の操作も編集に影響します。揺れが大きいカットは画面酔いを引き起こすため、撮影の際にはゆっくりと機体を操作し、1つのカットを長めに撮ることで編集で使えるポイントを多く残しましょう。
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