撮影のポイント
SHOOTING POINTS
ウェビナー
ウェビナーのポイント
WEBINAR
POINT
1
動画の目的をしっかり決めておく
ウェビナー動画では、セミナーの継続や商品の購入・契約につなげるためのストーリーづくりが大切です。
そのために必要なのが、ターゲットとゴールの設定です。ターゲットとなるユーザーにどんな行動を起こしてほしいのかを具体的に考え、動画の構成を固めてから撮影を行います。
POINT
2
動画撮影に必要な機材を揃える
セミナーの進行に応じて、撮影に必要な機材を揃えましょう。
1 | Webカメラ | Web限定で配信するセミナーは、Webカメラでの撮影がおすすめです。PC内蔵のカメラは画質にばらつきがあり細かな設定ができません。一方Webカメラは、必要に応じて高画質な商品を選択できます。また、手ぶれ補正やノイズ低減などの機能も充実しているため、編集作業がスムーズになるというメリットもあります。 |
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2 | ビデオカメラ | 映像に動きをつける場合や、登壇者が多く一人一人の顔をしっかり抑えたい場合は、ビデオカメラでの撮影が向いています。4Kなど、高画質なビデオカメラで撮影された映像は、ユーザーにセミナーの臨場感を感じてもらえるでしょう。 |
3 | マイク | マイク選びはウェビナー動画のクオリティを左右する重要なアイテムです。音声をクリアに拾うことができる、単一指向性のマイクを使用しましょう。 |
4 | PC&編集ソフト | 目指すクオリティに応じて、PCと編集ソフトの導入を検討しましょう。簡易的な編集であれば無料の編集ソフト、よりクオリティの高い編集を行う場合は、プロ仕様の有料ソフトを使用するのがおすすめです。PCは、動画編集が可能なスペックのものを用意してください。 |
POINT
3
撮影前に音声環境を整える
内容が聞き取りにくい動画はユーザーの離脱につながります。撮影前は、必ず音声の録画環境を整えましょう。具体的には、エアコンの動作音やその他の環境音が入らないか、マイクが正常に作動するかなどをチェックしてください。
POINT
4
撮影のポイントを押さえる
本番では、以下のポイントに注意して撮影しましょう。
1
カメラの設置場所とアングル
メインの映像を撮影するカメラは、講師の正面に三脚で設置し、目線の高さで固定しましょう。また、ホワイトボードを使って解説する場合は、ボードが反射せず、文字が読みやすい位置から撮影しましょう。
2
カメラの設定と動作確認
カメラは、ホワイトバランスや録画モードの設定を行い、録画のテストを行いましょう。セミナー中に録画が止まらないよう、バッテリーやメモリ容量を確認しておくことも大切です。
3
複数アングルから撮影する
セミナー会場が広く、複数の登壇者がいる場合や、背景にスライドが映し出されるなどのギミックがある場合、カメラを複数台設置して、狙う被写体を分けておくとよいでしょう。複数のアングルからの素材があれば、編集時に映像を切り替えてテンポの良い映像に仕上げることができます。また、万が一うまく撮れていないシーンがあった場合も、他のカメラで撮影していた素材がバックアップとして使えます。
POINT
5
編集のポイントを押さえる
ウェビナー動画は、ユーザーが最後まで飽きずに見られるように、ポイントを絞り込んでテンポよく編集することが重要です。下記のポイントを意識して編集しましょう。
1 | ポイントを整理し、字幕やグラフを差し込む | ただしゃべっているだけの動画では視聴者に要点が伝わりづらくなります。重要なポイントは字幕やグラフなどを使って視覚的に伝えましょう。 |
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2 | カットの切り替えやエフェクトの挿入でテンポ良く | 複数のアングルから撮影した場合は、人物やスライドなどのカットを切り替えて、テンポよく編集します。また、話題が変わる際はアニメーションやエフェクトを挟むことで、よりリズム感のある映像になります。 |
3 | 無駄なシーンをカットし、短くまとめる | 冗長な動画にならないよう、前置きをカットしたり構成を変更して短くシンプルにまとめます。ユーザーの離脱を防ぐには、リアルなセミナーの半分から1/3の長さに編集するのがよいでしょう。 |
POINT
6
ウェビナーの配信方法を考える
ウェビナーの配信方法は、大きく分けて2通りあります。ウェビナーの内容や目的に応じて、配信方法を検討しましょう。
1 | ライブ配信 | ウェビナーをリアルタイムで配信する方法。質疑応答やリアクションなど、参加者と双方向のコミュニケーションが取れるため、離脱率が少ないのが魅力です。 一方で、参加者が聞き逃した情報を巻き戻せない、不要な情報を飛ばすことができない、などのデメリットも存在します。 |
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2 | オンデマンド配信 | ウェビナーを録画、編集し、ユーザーの必要に応じて配信する方法です。参加者にとっては、好きな時に好きな場面を繰り返し見られるのが、オンデマンド配信の魅力です。 一方で、主催者からの一方通行の発信になるため、参加者から生のリアクションを得られない、離脱率が高いなどのデメリットも存在します。オンデマンド配信では、ユーザーを飽きさせない高い編集技術が求められます。 |
POINT
7
配信後に撮影した動画を活用する
リアルタイム配信の場合、ウェビナー終了後に録画・編集した動画をオンデマンド配信で公開することで、参加者は講義への理解を深めることができます。
公開は、自社のWebサイトや会員限定のサービスで行えば、サイトへの誘導や動画の収益化につながるでしょう。また、YouTubeなどの動画サイトで無料公開することで、参加者以外にも広くアプローチが可能です。ほかにもSNSでの公開と拡散の仕組みを掛け合わせ、PRにつなげるなど、アイデア次第でさまざまな広がりが考えられます。